私は先日「出産」という貴重な経験をした訳なので
忘れないうちに、メモ書き程度にまとめておきます。
多分もう、二度と「出産」はしないと思うので・・・。


今回の出産で、私が課題としていたのは、
普通分娩で産む事と、母乳で育てる事。
一応母乳も順調に出、母乳育児も出来ていますが
ミルクに比べ、授乳間隔が短いため
(昼、1.5時間〜2時間、夜、3時間)
へとへとです〜。
まっ、今は、母が手伝いに来てくれているし
こんな騒ぎも、あと1、2か月の辛抱。



11月24日分娩の様子


入院セットを持って、9時に病院に行き診察。
そのまま、陣痛室へ移動、パジャマに着替え
10:30から陣痛促進剤の点滴を始める。
専属の助産婦さんが、おなかに分娩監視装置をつけ
20分おきにおなかの張りと胎児の心音をチェック.
その様子をみて少しずつ、促進剤の量を増やしていく。
担当助産婦さんの親切でてきぱきとした対応に
リラックスした気持ちで点滴を受ける。
12時には、一定のリズムで陣痛はきているものの
まだまだ耐えられる痛みなので、昼食を完食。
今日の為に休みをとった夫と、ジョーダンを言ったりする
余裕もある。
1時くらいから、5分間隔の陣痛がきはじめる。
呼吸法をしたり、アロマをかいだり、腰にカイロをはったりして
のりきる。腰の辺りがどーんと重くなる。神経痛のような痛み。
2時に、分娩台で内診。子宮口6センチ開くが、まだまだ赤ちゃんが
おりてきていないとの事。
もう一度、ベットにもどり点滴。
3時にまた分娩台で内診。子宮口7センチ。
分娩をより進めるために人口破水をされる。恐っ!
なにやら下のほうでプチッと音がして、生温かい液体がドバッと流れる。
これ自体は痛くはないのだが、この2、3分後、激しい陣痛。
赤ちゃんが、水と共にものすごい勢いで骨盤に下がってきたらしい。
息も絶え絶えの中、一度陣痛室に戻り、2分間隔の激痛と1時間くらい戦う。
何かにしがみつかないと耐えられないくらいの腰の痛み。
目を開いて、呼吸をするだけでせいいっぱい。


4時過ぎに夫にささえられながら分娩台へ異動。
分娩台の上でも、よせてはかえす激しい痛みとの戦い。
髪の毛を全部むしりとってしまいたいような激痛。
想像を絶する痛み。
ああ。早く産んで、この痛みから解放されたい。
陣痛と陣痛の合間に1分くらい正気になる瞬間があるが
次の陣痛が来ることが本当に恐ろしく感じる。
「来た〜」
と、私が叫ぶたびに腰をさすってくれる夫。


その後、意外と早く子宮口全開になって、
「次の陣痛がきたら、いきんでください」といわれ
無我夢中で、肛門付近に力をいれる。
卒倒しそうな痛み。陣痛の合間に、胎児が大きいので
会陰を切開される。陣痛が痛すぎて、切開の痛みはあまり感じない。
私が死ぬほどの痛みと戦っている中、周りは
「旦那さん、カメラ!ビデオ!」とか割とお祭り騒ぎ。


その後、何回かいきんで、ニュルッとした感触のあとポンと頭がでてくる。
5時14分。頭が出ちゃうと、陣痛もぴたりとおさまりあとは肩から下が、勝手に
ニョロニョロとでてくる。
「もう陣痛が来ないんだ!」と思うと本当に嬉しくて
産まれた赤ちゃんの顔を見た瞬間はもう感激。
ずっと、会いたかった子にやっと会えました♪
周りにいた人たちに「ありがとうございました」と叫びました。
1時間以上、腰をさすり続けた夫にも感謝。


しかし、陣痛のあいまに「無理です!」「出来ない!」
とか叫んでいた私って一体・・・。


その後、分娩台の上で、おなかに腕をいれられ
胎盤を出されたり、会陰を縫われたりする。
最高の痛みを経験したあとなので、何をされても
痛みを感じない。
分娩台の上で2時間横になって休み
2時間後には、ベビーをつれて、自分で歩いて入院する部屋に異動。


その後の入院中の5日間は、子宮の収縮の痛み、会陰切開の痛み
痔(分娩の時になった)の痛み、分娩の時の全身の筋肉痛(首とか腕も)
腰と恥骨の痛み・・・に悩まされ、歩くのも座るのも立つのも辛かったです。
でも日に日によくなって、退院後1週間で大分よくなりました。


おっぱいは、出産後3日位で出てくるようになり、最初は
おっぱいの張りで痛くて眠れないほど・・・。
乳首も擦り切れて痛かった〜。